日本道観では、皆様の心とからだの健康をサポートするために、「導引術」、「動功術」、「洗心術」という気のトレーニングを指導しています。
日本道観は 昭和55年、「導引術」をはじめとする気のトレーニングを指導する場として早島天來(筆名/早島正雄)初代道長によって設立されました。
導引は、五千年前の中国に生まれ、歴史の中で育まれてきた気の健康法です。古代の人々は動物の動作の真似をすることで、いかにして自然に近づくことができるかを工夫し、そしてそれが人間の健康にもどれほど役立つものであるか、長い年月を積み重ねながら考究してきたのです。そして生まれたのが導引です。導引は、呼吸法と体の動きを組み合わせることで、体内の気の流れを活発にして健康的な体を作り、そして、宇宙の気と一体になって天地自然の流れに添った生き方をしようというものです。日本には、古代帰化人として有名な王仁によって、四世紀末に三體千字文と一緒に伝えられたといいます。
この導引を、早島天來が、現代の生活に合わせて一般にもわかりやすく、学びやすいように体系化したものが日本道観の「導引術」なのです。そして、西洋医学が盛んになった明治時代以降忘れられていた導引を「導引術」として現代によみがえらせたのが、早島天來日本道観初代道長なのです。
その功績を認められ、早島天來は、昭和44年台湾にて導引を受け継ぐ道家龍門派伝的第十三代を允可されました。正統な流派を伝承したのは中国の人以外で早島天來が初めてです。早島天來初代学長が登仙された後は、平成11年6月に道家龍門派第十四代を継いだ早島妙瑞道長が、現在は、早島妙聴第二代学長が全国を指導にまわっています。
そして、静して体内に気を取り入れる「導引術」だけでなく、動きから体内に気を取り入れ体中すみずみまで回す健康武術である「動功術」、さらに師との対話から生き方について根本原理を説く「洗心術」の指導も併せて行っています。
このように、「導引術」、「動功術」、「洗心術」という、3つの方向から、気のトレーニングを学べるのも日本道観だけなのです。
皆さんも、気のトレーニングを通して、今や日本や世界のリーダーの間で静かなブームを起こしている、中国の老荘の『道家TAO』の、無為自然な生き方を実践し、健康な心と体づくりをめざしませんか。
▲ 新日本道観総本部。荘厳にそびえる日本道観総本部は、純白の壁にコバルトブルーの鮮やかな屋根が映え、清浄な面持ちをたたえている。
▲ 青空のもと荘厳にそびえる。 | ▲旧日本道観総本部裏門にあった、台湾の道家修行者・宋今人氏による「不老不死之門」を、大門用として彫り直した。 |