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鏡開きの由来:道教と日本の文化

日本で普段から行われている行事には道教からの流れで定着したものが多くあります。 日本文化の由来を知ることで、自分の中に流れる大切なものが見つかるかもしれませんね。

【鏡開きと道教】

鏡開きとは?

鏡開きは一般的に毎年、1月11日とされています。 地域によっては、1月4日や15日・20日というところもあります。 鏡開きの風習は、もともと武士が武具、鎧などに供えたお餅を、木槌でたたきわっていただいたということからきているようです。 これも切るとか、たたくとかの言葉を使わず、「開く」という陽気な開運の言葉で武運を開こうとの願いを託したのでしょう。


鏡開きに使う鏡餅

鏡餅は、丸くて平たい鏡のように作った餅で、正月やお祝いのときに 大小二個の餅を重ねて神仏に供えるお餅です。
もともと"年神様"に供えるお供え餅のことを言いました。
古く神仏の祭りには 餅を供えるのが習わしでした。
鏡餅という呼び名は、当時の鏡の形から来ています。

昔の鏡は丸形で青銅のものが多くつかわれており、装飾用というよりは 神事などのつかわれて宗教的な意味合いが濃かったのです。


年神様

年神様とはその年を守る、その年を司る神様です。
道教でもその年を守る神様が それぞれ像となって目に見える形で祀られています。
自分の生年月日で、どの神様に守っていただいているか決まっているのです。
また、道士の位をいただくと、そのときに自分の命を守ってくださっている神様を教えていただけます。

そしてその神様の名前の書いてある書面は決して互いに見せ合ってはいけないと、教えられます。
それぞれの神々に守られた自分の命を、しっかりと修行によって磨いてゆくのです。


食べてこそ鏡開き

昔から、お餅は力がでる食べ物としても重宝されてきましたね。

更に、お供えした餅には神様の気のパワーが宿っていますので、是非、刃物を使わず叩いて割って(鏡を開く)食べましょう。

お雑煮にもよいですが、おしるこやぜんざいも、市販のあんこを使うと簡単にできますね。

食べてこそ「鏡開き」
今年の鏡餅をおいしくいただいて、2014年を元気にすごしましょう!

何気なく行っている日本の年中行事は道教の流れをくむ物も多いものです。
さあ、楽しく道家動学院でタオイズムを学び実践して、楽しく元気に過ごしましょう!


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