2013年11月1日2日に英彦山山系の登り口 福岡県朝倉郡東峰村小石原において日本道観 道家道学院 道場建設の道教儀礼、慶土科儀「日本道観英彦山道場慶成祈安福醮」が行われました。 台南より呉明府道長と道士7名をお招きし、壮大な儀礼となりました。
日本では家を建てるときに、神社やお寺にお願いして地鎮祭をしますが、道教での慶土科儀はこれにあたります。 主に寺や道教の廟などが完成したときに行うものですが、その地を清浄にし、寺や廟の発展、そして集う人々の幸福と財運、長寿を祈って行うものです。
※道教は、中国の三大宗教と言われ、タオイズムの一部、神仙思想、風水などの考え方から発展して宗教として組織化されたものです。
▲道教儀礼:慶土科儀「煮油逐穢清淨壇場」
▲道教儀礼:慶土科儀「發奏表文」
▲道教儀礼:慶土科儀「祭送五土百靈神煞遠離他方」
▲呉明府道長をはじめとする台南の道士団
▲左から黃乙澤道士、謝育豐道士、楊恩高道士、黃南宏道士、吳明府道長、早島妙瑞道長、早島妙聴副住持道長、南方俗民物質文化資料館 徐瀛洲主任、唐聖凱道士、唐東桂道士、高奕斌道士
▲慶土科儀にてつくられる「米龍」。寺廟の五穀豊穣、招財進禄を象徴する