古代の人々は
天地自然の中にある「気」というものの存在を感じ
把握し、調和して生きていました。
野生動物がそうであるように
人間もかつては「気」を感じ
空の色、風の動きを見て
季節を知り
その流れにそって無為自然な生き方をしていたのです。
ところが
私たち現代人は より豊かに より便利に より速く〜と
限りない欲望の追求を加速化させました。
山を切り開き、海を埋め立てし
河をせき止めて街をつくり
汽車を走らせて 様々な生産をし続けてきました。
そして今 限度を超えた自然破壊の引き起こす驚異の前に
失ったものの大きさに気づき あわてています。
そのつけは私たち人間のからだにも及んでいます。
朝日に目覚め 太陽が沈むと休むという
本来の人間に具わった自然な気の流れは
現代の忙しい日々の中で無視せざるを得ない状況になっています。