人間が何か行動をしようとする時には、それなりに「気」が湧いてくる。これをわれわれは「やる気」と呼んでいる。
だが自分の内側にあるこの「気」は一定の方向に向けられているわけではなく、「やっぱりやめた」と気が変わったりする。「気分屋」などと言われる人は、「気」が常に定まらないのだ。
すべての「気」は、百面相のように変幻を見せる。落ち込んだ「気」もあれば、高揚する「気」もあるし、大きな「気」、小さな「気」、重い「気」軽い「気」など、数えればキリがない。
「気」が高揚していれば仕事や勉強、恋愛もスムーズにいくので、「運が良い」と思えるようになる。これは「気」の流れがスムーズで全身に満ちあふれているため、自然に物事の流れが良く見えて良い結果を得ることができるのである。
「気」の流れがスムーズなら、「運」を呼び込むことができる。その「気」を自分で作り出せるか、そして「気の流れを」自分のものにできるかどうかが、人生の「運」を引き寄せられるかどうかのカギになる。
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