2007.04.21
台南市道教会
お札を解説される陳法師
対談
道教会に飾られていた日本道観の提灯
日本道観と台南市道教会との交流
2007年4月17日~19日
4月の17日~19日の3日間 日本道観 早島妙瑞道長、早島妙聴副道長は 天來大先生のころからの交流のある台南市道教会を訪れ 理事長の 陳榮盛大法師と再会を喜び、道教に関する多くの話をされました。
特に今回の中心的な話題は 道教音楽 道教儀礼の保存という点で、今後 日本道観と台南市道教会が協力して大切な宗教文化遺産を残してゆきましょうと 熱く語りあわれました。
時代が忙しくなり、台南でも道教儀礼はだんだん短くなってきているようです。 もともと1週間を費やしておこなっていたような道教儀礼も わずか1日ですませてほしいというような傾向にある現在、過去にあったたくさんの道教儀礼が消えてゆく現状を目の当たりにして 陳法師の危機感は予想以上に大きい物でありました。 そして 熱くかたられるその言葉に、自分がその技を持ち、自分が残さなければ誰一人それを知るものがいなくなることを思う、そこまで到達された人の責任感と使命感を感じたのです。
そして道教音楽、道教儀礼の保存にむけても日本道観と台南市道教会が国や流派を越えての熱い協力してゆきましょうと堅い握手を交わしたのでした。(日本道観は全真教龍門派、台南市道教会は正一教)