早島正雄著 ツキをつかむ70の法則 より
日本道観へ来てみると、大変明るい顔をした人と、暗い表情をした人とが同居している。ネアカとネクラがいっしょに修行しているのだ。
これは別に不思議でもなんでもない。 入門の動機は、赤面恐怖症とか、職場の人間関係がうまくいかないとか、恋愛問題で悶々としているとか、とにかく心の重荷を背負っているという人が多いから、なんとなくうかない表情をして、陰気なムードを発散している。
ところが、こういった人間が数日間の修行をすると、頭が柔らかくなり、心のこだわりから解き放たれる。おまけに、体の調子までよくなるのだから、明るい表情に変わってくるのは当然である。
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くよくよ、いらいらしていたのでは、花も緑も目にはいらない。 あなたも、自分の過去を思いだしてほしい。 子供の頃には、身のまわりのものがすべて、いきいきと美しく見えていたはずだ。 毎日が刺激に満ち、何をしても楽しかったのではないだろうか。
風景や世間が明るく見えるのは「気」に逆らわない生き方をしていればこそである。
反対に病気や不運に見舞われるのは、「気」の流れと反対方向に進んだり、逆らっているために「気」が病むからである。
では、どうして人は「気」に逆らうようになってしまうのかといえば、心のどこかで 「自分は正しい」と思い込んでいるからだ。 そのために、強引に「気」の流れを変えたり、とどこおらせたりしている。 あなたも、思い当たるところがあるかもしれない。
とにかく「自分は正しいことをしているのに・・・」という思いは捨ててしまうことだ。
そうして、「気」の流れを自然に任せる。すると、まわりの世界は変わり、そこから必ず運気が上昇してくるのをハッキリ実感できるだろう。
自分は正しい〜〜という思い込みは、たしかに考え方をかたくなにしてしまいます。
それを捨てることで背中に背負っていた重荷もおろし、
自由になって運気上昇を実感できるのですね。
ではその「気」とは、どんな物なのでしょうか。
もう少し、天来大先生のお話を伺ってみましょう。
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