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仕事がうまくいかない、家庭内がもめている、人とのつき合いがうまくいかないなど、悩みを持って生きている人が実に多い。
では、なぜ悩んでいるかといえば、結局、自分自身に原因があるといえる。すなわち、その人の心のなかにこだわりがあるためで、これが悩みを起こし、楽しく生きるための障害になっている。
本来、人間は陽性である。それは赤ん坊を見ればわかる。赤ん坊は、頬をつついたり、手に触ったりすると、うれしそうに笑う。空腹やおむつのよごれには大声で泣き、おむつを替えてもらうと満足してすやすや眠っている。
端的にいえば、無邪気ということである。これが人間の本来の姿であるが、残念なことに、成長するにつれて、それを失ってしまう。
なぜそうなるのか。それは自分のこだわりに振り回されてしまうからだ。赤ん坊にも、もちろん欲はある。空腹になると泣く。眠りたくなれば眠る。これは自然な欲求である。しかし、それ以上の欲はない。
ところが大人になると、そうはいかない。欲に振り回されるようになる。そうなると、本来満足できる程度の欲では、満足できなくなる。
要は、心のこだわりを捨てて楽しく生きようとすればいいのである。楽しく生きていれば、心に悩みを抱えることもない。
自分がいくつだとか、出身学校がどこだ、自分の家柄はどこそこであるとか、そういうものにもこだわらない。まして、お金にもこだわらない。
それはとりもなおさず「自然の法則に従って生きていく」ということにほかならない。自然の法則にまかせて生きていくことこそ最高の生き方なのだ。
それを自然無為というのだが、人間は、自分たちが作り上げてきたあらゆる人工のものにこだわって、感情的に対立したり、自殺をしたり、犯罪を犯したり、ノイローゼになったりしている。たとえば、
●適齢期になったら結婚しなければならない
●学校の成績は上位で、学歴こそ出世のもとだ
●子どもは親に孝行しなければならない
こういうこだわりをあげていくと、無数といっていいくらいある。学問から生まれた知識、世間の常識や習慣など、すべてのものが私たちの頭を縛りつけている。
この本では、そんな首かせ、足かせを取り去るための考え方を教えたい。
道家では、心のこだわりをなくすために「洗心術」を教えている。この本でその内容を知れば、今日まで暗かった生活も、明日からはガラッと変わって素晴らしい生活になる。
あなたも頭を切り換えて、全く新しい人生を開拓してもらいたいものだ。
早島 正雄
「道家道学院事務局」
(老子無為自然 ろ う し む い し ぜ ん)
早島BOOKSHOP
<受付時間> 10:00~19:00
「道家道学院事務局」
(老子無為自然 ろうし むいしぜん)
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