太る人と、やせている人の違いはどこにある?

人間の体が飢餓にそなえるため、エネルギーを脂肪に変えて蓄えるということはすでに話した。余ったエネルギーは脂肪となり体に蓄えられる。

高カロリーの食物があふれ、しかも交通機関の発達や家電製品の進歩によって私たちが体を動かす機会は大幅に減ってきているから、摂取カロリーは消費カロリーよりもオーバーする傾向にある。

しかし、ちょっと待ってほしい。同じ内容の食事を同じ量だけ食べていても、太る人と太らない人がいるのはなぜだろうか。「他人より食べ過ぎているわけでもないのに、なぜ、私だけ太るの?」と天を仰ぐ人も少なくないはずだ。

また年をとるにつれ、太りやすくなってくる。若いときには、動けなくなるほどお腹に詰め込んでも体重が増えなかった人が、中年を過ぎると普通に食べているだけで太ってしまう。このままではまずいと思い、食事の量を減らしてみるが、それでも体重が減ることはなく、水を飲んだだけでも体重計の数値がまた上がる。これはなぜだろうか。

それは、年とともに排泄の能力が衰えてくるからなのだ。同じ食事をしていて太る人と太らない人がいるのも同じ理由。つまり、排泄能力に差があるためだ。

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